富士フイルム

X-Pro3ハンズオン、フォトウォークで使ってみたファーストインプレッション。

今回は実際にX-Pro3をフォトウォークにてレンタルして使ってみた感想についてまとめました。

  • ボタンが減っているけど操作性は?
  • 背面のギミックの使い勝手は?
  • EVFの見え方は?
  • AFは進化してる?
  • クラシックネガってどう?
  • X-Pro3かっこいい?

 

特にX-Pro2など既にXシリーズのカメラを持っているけど、X-Pro3が気になる私の様な方に向けて書いてます。

注意

あくまでX-Pro2ユーザーが数時間触って写真を撮っただけですので参考程度にして貰えると幸いです

感想を一言でいうと、X-Pro2ユーザーが触っても新鮮な気持ちで写真が撮れますが、操作性は慣れが必要だと思いました。

X-Pro3から変わった所についての感想

見た目は少し離れたらX-Pro2との違いが全く分からないレベルの外観ですが、様々な変更点があります。

  1. ボタン位置や数の変更
  2. 背面と隠れたLCD
  3. 有機ELになったEVF
  4. センサーの進化によるAF
  5. 電子線幕シャッター
  6. 新しいフィルムシミュレーション「クラシックネガ」
  7. 外観の「進化」と「継承」

順に見ていきましょう。

ボタン位置や数の変更

ボタンの位置などについては既にX-Pro3について紹介した記事にて書いているのでそちらで確認していただくとして、今回は実際に触ってみた感じたことを。

一番気になるであろうD-Pad(十字ボタン)がない事については、撮ることに集中していたからか気になりませんでした。

それを補うようにジョイスティックでメニューなどを操作していましたが、思っていたよりなければないでなんとかなりそう。

しかし撮影しながら設定を詰めていくタイプの方にとってはボタンが少ない=カスタムできるボタンの数が少ない、ということですから

  • メニューのカスタム設定
  • Qボタンの配置や選択項目を減らして使いやすくする

など工夫することである程度は補う必要が出てきます。

これについてはX-Proユーザーは設定を決めたら殆ど変えない人が多いので思い切ってなくしたみたいな事を聞きましたが、勇気ある決断をしたなと思う。

ほぼしゅ~
ちなみにX-Pro3を触るまではD-Padは別にあっても良いんじゃないの?派です

私が一番戸惑ったのはジョイスティックの下の3つのボタンの配置

画像などでは分かりづらいですがX-Pro2よりも右側に配置されていて押しにくさというか違和感を覚えました。

これはX-Pro2にて私の指がボタンを目で見なくても「この場所にある」と感覚で記憶している為で、X-Pro3に慣れれば特に気にならなくなると思います。

ほぼしゅ~
ただ、この2つを同時に使っていたらいつまでも頭が混乱するかも

背面と隠れたLCD

写真はディスプレイを開かないと見られない。

(ファインダーでも確認できます)

昨今のデジタルカメラには当然ディスプレイが背面にありすぐ見られる仕様になっていますから、かなり思い切った決断だったことは想像に難くありません。

そして、X-Pro3を使うことによって撮った写真をディスプレイで無意識に確認していた自分に気付きました。

X-Pro2でも写真が見られないようにする設定はもちろん可能ですが、強制的に見られないようにして(開けば見られるけど)自分たちが伝えたい思いをデザインする姿勢、私は嫌いではありません。

『写真を確認する時間があるなら写真を撮ろう』

カメラにそう言われた気がしました。

とにかくX-Proシリーズって作り手のこう使って欲しい、という思いが触っているだけで分かるんですよね。

そんなカメラって他にないんじゃないかな。

▼似たようなことをX-Pro2で書いてました▼

チルトして撮影した写真

そしてX-Pro3では開いて見えるディスプレイを使うことでウエストレベルでの撮影やローアングルの撮影がやりやすくなりました。

基本的にはファインダーで撮影するのが楽しくてX-Pro2を使っていますから、かなり意外な変更でした。

私のように小さい子どもが居る方にとってはさっとチルトしてローアングルを撮れるのはあればあったで便利。

X-T2でチルトをよく使っていた時のこととか、感覚を思い出しました。

ただ、縦構図を多用する人は結局使わないでしょうからもうひと工夫が欲しかった所。

ほぼしゅ~
まぁそうやって使いたい人はもっと便利なX-T3買うよね、普通

背面にあるメモリ液晶は電源のON/OFFに関わらず確認できる優れもの。

LCDを開かなくてもジョイスティックやリアのダイアルを使ってフィルムシミュレーションを変更することが可能なのが気に入りました。

メモリ液晶はない方がシンプルかも知れませんが、こうした遊び心を楽しめるのが進化したX-Proシリーズなんじゃないかと。

またX-Pro2(というか今までのデジタルカメラ全般)では背面ディスプレイの左側周辺が顔に密着することで、皮脂やメイクなどが付き汚れていました。

写真のプレビューを正確に見る時にはわざわざ拭き取ったりしないといけないのが面倒でした。

X-Pro3ではメモリ液晶が小さいので汚れにくいのはもちろんですが、背面LCDが普段隠れているのでこちらも必要以上に汚れないのも個人的にはポイント高いですね。

有機ELになったEVF

X-Pro2のEVFはあまり見やすいものではなく、特に私のようにマニュアルフォーカスしかできないレンズを使う時にはピントの山が掴みずらいのが欠点でした。

ほぼしゅ~
拡大表示すると画像が結構荒いんですよね…

有機ELで369万ドットに進化したX-Pro3のファインダーはX-Pro2より倍率も大きく、表示もキレイになりました。

何より拡大表示しても良く見える!というのに感心。

では他のメーカーのファインダーより優れているかと言われると、同じ有機ELで369万ドットの某N社の方が自然な写りでかつファインダーが大きいので見やすいと私は感じます。

ポートレートや風景、ブツ撮りをメインにする方にはファインダーが大きい方が明らかに便利ですが、ファインダーをそこまで大きくしていないのはX-Pro3でストリートスナップを撮る人をメインに据えているからなんじゃないかな。

ストリートスナップって一瞬を切り取るイメージなので大きいファインダーは必要もない、というか大きいと魅入ってしまう時もあると思うので。

ほぼしゅ~
私は別にファインダーがもっと大きくても構わないんだけど…笑

あと、コントラストがかなり上がってたので今までより見やすくなりましたが、コントラストが強すぎるが故にデフォルトの状態では好みが分かれそうな感じ。

覗いてみて気になった時はEVFの明るさと鮮やかさの設定を好みで下げてみた方がいいかも知れません。

少し話が逸れますが、X-Pro3では撮ったあとに背面ディスプレイで写真を確認しなくなるのでEVFとの色の差を気にしなくて済み、精神的に楽になった気がしました。笑

ほぼしゅ~
個人的にはかなり進化を感じた点で合格点は上げたい

センサーの進化によるAF

これは既にX-T3やX-T30を使用している方は体感されていますが、新しいセンサーによってオートフォーカスがX-Pro2とはまるで別物になっています。

今までAF-C+ワイドトラッキングにして使おうとすると遅くて使いものにならなかったレンズが多かったのですが、X-Pro3ではそんなレンズも普通に使えます。

上の写真はXF56mm F1.2 Rで撮影した写真ですが、散歩している奥のワンコの動きにピントがしっかり追従してくれて感動しました。

X-Pro2でこのレベルの性能を求めようとしたらLM(リニアモーター)付きのレンズじゃないと厳しかったですから、本当にすごい、これ本当に富士フイルム?

凄すぎて手持ちのレンズの編成を考え直したくなるレベルです。

まずい、お金掛かる…。

これはX-Pro3じゃなくてもX-T30やX-T3でも体験できますから家電量販店まで行って試してみて欲しいですね。

新しいフィルムシミュレーション「クラシックネガ」

既に作例については他の記事でまとめましたのでこちらではさらっと。

クラシックネガは普段クラシッククロームなどを好んで使っている方にとっては主力として使えるフィルムシミュレーションです、断言します。

再現具合も素晴らしく、明度が高い時でも低い時でもあのネガフィルムっぽさが出るのがとにかく凄い。

今ならVSCOなどのアプリを使えば似たような写真になるのでは?と言われればもちろんそうなのですが、細かい編集なしでこの写りがカメラで完結する。

これ、かなり素晴らしいと思うんです。

X-Pro3からカラークロームエフェクト&カラークロームブルーなど、撮って出しで写りを変えられる項目も増えたので自分だけのマイカスタムを是非作ってみたいですね。

ほぼしゅ~
出来ればファームウェアのアップデートで追加するのは止めてほしい、クラシックネガはこれから新しいカメラを買った人だけの特権にしてほしいな…

外観の「進化」と「継承」

見た目はX-Pro2とほぼ同じX-Pro3ですが外観に細かい変更があり、今までよりも平面的な雰囲気の仕上がりとなっています。

周りの評判を聞いた限りではX-Pro2の作りこまれた立体感のある造形の方が評価が高いかな。

私はどちらも好きなんですが、X-Pro2のデザインが「Proシリーズの1つの完成形」だなとは思います。

▼細かい部分を比較した記事▼

このシューカバーは何とかならなかったのか…

開発者トークショーの中で話されていましたが、X-Proシリーズの外装をチタンや真鍮にしようという話は前からあったそうです。

今回はチタン外装を選択したことで加工がかなり難しく、加工しやすいマグネシウムと比べるとデザイン的な制約も多く大変だったはず。

そして別にマグネシウムのままでも特に批判されることはなかったと思うんです。

それでも今までのスタイルを継承しつつあえてチタンという新しい素材に進化させて、傷が付かない(傷が付いても気にならない)カメラを使って欲しいという開発陣の思いを私は支持したいな。

ほぼしゅ~
X-Pro4は真鍮かな…そうしたらまた買わざるを得ない

X-Pro3か、X-Pro2か。

パンフレット見ながら余韻を楽しんでます

X-Pro3と比較できる唯一のカメラはX-Pro2かも知れません。

それぐらいこのカメラの目指している方向性は現代のデジタルカメラとは違います。

他のデジタルカメラはスペック競争に走っていますが、X-Proシリーズはあくまで「撮る楽しさ」というカメラの本質を追求させています。

なのでX-Pro2の時点で既にとても完成度が高いカメラに仕上がっています。

所有しているだけ、眺めているだけ、触っているだけ、撮っているだけで楽しい気分にさせてくれるカメラはそうありません。

オートフォーカスの速度やEVFの見え方に不満がなければ買い換える必要あるのかな?というのが正直な所ですし、その2つに不満がある私でもX-Pro3が発売されなければそのまま使っていたはず。

なのでX-Pro3からの買い換え、となると急いで購入する必要はない気もします、いつか買うでしょうけど

ほぼしゅ~
X-Pro2を使っている人は自分のカメラを気に入って使っているはずですから

その代わり、X-Pro3を買い増しや新しくX-Proシリーズを購入するなら大いに歓迎できます。

新しいフィルムシミュレーション、

HIDDEN LCD、

そしてより見やすくなったEVF。

X-Pro3はあなたに他のカメラでは味わえない新しい撮影体験をもたらしてくれるはず。

ほぼしゅ~
私も買い増ししたいくらいだけどお金が、、、

ほぼしゅふ的まとめ

X-Pro3をX-Pro2の正常進化として待ち望んでいた人も多いと思います。

しかし、ユーザーの要望に応える以上に開発陣から「こう使ってほしい」というメッセージ性の強いカメラを発売するというのは大変だったと思います。

とにかくX-Pro3を首にぶら下げて色々な場所で1枚でも多くファインダーを覗いて写真を撮ってほしい、私はそう受け取りました。

何よりスマホのカメラが簡単にキレイに撮れるようになっていく中で『撮るという行為そのものの楽しさ』を追求したカメラ、それがX-Pro3なんじゃないでしょうか。

出来るだけたくさん売れることを願ってますが、さすがに尖りすぎててちょっと厳しいだろうな…笑

それでも一緒にフォトウォークをしていた人達の楽しそうな顔を見てたら、X-Pro3も一定の評価を得られるんじゃないかなって期待せざるを得ないんですよね、不思議なカメラですねX-Pro3は。



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