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好きなカメラ(主に富士フイルム)や写真、ときどき子育てについての情報を発信しています。

カメラの周辺商品 富士フイルム

寄れないレンズが多い富士フイルムはMCEX-11でマクロレンズの代用ができる?

私が使っている富士フイルムのレンズは最大撮影倍率の低い、被写体に寄れないレンズが多いです。

マクロレンズも純正では2本だけ(しかもその内の1本はハーフマクロ)

その分、写りに妥協しないで作っているんだ!と思っていても被写体に寄れないのは意外とストレスなもの。

そんな寄りたい時に使うと便利なのがクローズアップレンズやエクステンションチューブです。

今回はその中でも富士フイルム純正のエクステンションチューブMCEX-11の使用感についてまとめました。

エクステンションチューブMCEX-11のおさらい

左がクローズアップレンズ、右がエクステンションチューブ

手持ちのレンズの最大撮影倍率を上げるにはクローズアップレンズ、マクロエクステンションチューブのいづれかを使用する事で得られます。

クローズアップレンズは

  • レンズのフィルター枠に嵌めるので手軽
  • 様々な倍率のレンズを選べる
  • 安価

というメリットがありますが、レンズを重ねるので光学的な劣化が生じるデメリットがあります。

マクロエクステンションチューブはレンズとカメラの間に挟んで使用する筒の様なものなので、光学的な劣化はありません

また、レンズのフィルター径に関係無くすべてのレンズに装着可能なのがポイント。

そのかわりマクロエクステンションチューブを取り外すのはクローズアップレンズよりも面倒です。

ほぼしゅ~
外で交換するとホコリが混入しそう…

MCEX-16との違いは?

富士フイルムの純正マクロエクステンションチューブには2種類あってもう1つがMCEX-16です。

富士フイルム マクロエクステンションチューブ MCEX-16
ALLMALL

MCEX-16のメリットはMCEX-11よりも更に寄って撮影する事が可能なこと。

デメリットとしては、

  • ピントが合わないレンズがMCEX-11に比べて増える
  • 被写体との距離が近すぎて影が写り込みやすくなる

ことが挙げられます。

既に持っているレンズと撮影スタイル(マクロエクステンションチューブを使ってどんな写真を撮るか?)でどちらを購入するか決めると良いでしょう。

ほぼしゅ~
より寄れるという理由だけでMCEX-16を購入すると後悔するかも

純正以外はダメなの?

富士フイルムの純正以外のサードパーティ製が出ているのをAmazonなどで見かけますが、マウント精度が良くない粗悪品というレビューが目立ちます

コレを書いている2018年現在では純正を購入するのが最適でしょう。

富士フイルム以外のカメラをお使いの方ならkenkoから出ているエクステンションチューブが評判良いので使ってみるのも良いかも知れませんね。

MCEX-11の外観など

実はMCEX-11はカメラアマのおっちゃん(@diyakinaito1)から頂きました。

ほぼしゅ~
本当にありがとうございます!

とりあえずこの記事読んだ後に↓のカメラアマの花を撮影した記事を読むとより理解が深まりますし、ついでに他の素晴らしい記事も読んだ方が良いと思うの(勝手に宣伝)

こちらのMCEX-11MCEX-16は中国製になります。

中国製と考えると純正でもちょっと価格が高いかな…?という気もします(貰った人間が言う台詞ではありませんが)

こちらがMCEX-11の本体で、見た目はただの9mmほどの筒。

金属マウントですが剥きだしの状態。私が貰い物だからという訳でも無くその状態で入ってます。

ほぼしゅ~
端子も付いてるんだからフロントとリアのキャップは付属しておいて欲しい…

装着すればMCEXシリーズはオートフォーカスも可能です。

純正のフロントとリアのキャップを装着してみました。

使わない時は写真の状態で持ち運ぶのが精神衛生的に良いでしょう。

ほぼしゅ~
真ん中の MADE IN CHINA がちょっと悲しい

レンズをMCEX-11に装着した感触はカメラボディに装着する時に比べると少し固めですね。

(個体差はありそうですが)

また、こちらの写真の黒いレバーを押しながら回せば外せますが、材質がプラでそこの質感だけちょっと残念な感じ。

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実際にMCEX-11を使った時と使わない時の違い

今回は富士フイルムの単焦点レンズの中でも一番最大撮影倍率が低い(0.09倍)ことで有名な「XF56mmF1.2 R」でMCEX-11を装着する前と後の写真を見てみましょう。

MCEX-11装着前

MCEX-11を装着する前の写真。

ピントが合う最短距離での撮影です。

ほぼしゅ~
分かっているけど、寄れない~

MCEX-11装着後

こちらはMCEX-11を装着した後の写真。

元が寄れないレンズなだけにすごく被写体に寄れるレンズになった印象です。

富士フイルムの公表通り、おおよそレンズからピントの合う距離が約60cmから20cm弱までに縮まりました

実際にピントが合うのは 前後9cmくらいの範囲になりますし、無限遠なんてもちろん出ません。

ほぼしゅ~
そこがマクロレンズとの大きな違いですね

単焦点よりズームレンズの方が扱いやすい

XF16-55mmに装着して一番寄った距離で

こちらの写真は「XF16-55mmF2.8 R LM WR」の最も広角でピントが合う焦点距離(約20mm)で撮りました。実用的ではありませんが、被写体とレンズの先端の間は2mmほど。

(ISO感度高くなった&暗いので無理やり現像してるので写真が粗め)

XF16-55mmに装着した望遠端

こちらは望遠端の55mmで撮った写真で、被写体とレンズは実測で17、8cmは離れています。

単焦点レンズはピントが合う距離が狭くなってしまいますが、ズームレンズなら焦点距離を変える事でピントの合う範囲が広くなるので使いやすいです。

特に外での撮影ではレンズを何度も交換していられないので、ズームレンズの方が機動力がありますね。

ほぼしゅ~
少なくともXF56mm F1.2 Rよりはピントが広範囲なので撮影がラク!

AFの速さはどう?

基本的には使うレンズの性能に依存しますが、マクロ撮影なのでオートフォーカスでピントを合わせるのは少し苦手な印象です。

ポイント

マクロ撮影はオートフォーカスが迷いやすい

とはいえ XF16-55mm の望遠端55mmと、マクロレンズだけどAFがあまり早く無い「XF60mm F2.4 Macro」を比べれば間違いなく前者の方が使えるレベルになります。

ほぼしゅ~
マクロ撮影は困ったらマニュアルフォーカス一択!

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ほぼしゅふ的まとめ

エクステンションチューブが1つあれば撮影の幅が出て楽しくなりますので、

  • マクロレンズを持ってない方
  • 手持ちのレンズでマクロ撮影をしたい方

は是非試してみて下さいね。

※MCEX-18Gや45Gという商品はGFXという中判カメラ用なので富士フイルムXユーザーは買ってはダメですよ!

使えるのは

↓今回使ったMCEX-11

↓もう少し寄れるMCEX-16

富士フイルム マクロエクステンションチューブ MCEX-16
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