最近はカメラのマウントと違うレンズをマウントアダプターを介して使用する方が増えてきました。
特にミラーレス一眼はフランジバック(レンズの取り付け面からイメージセンサーまでの距離)が短いので使えるレンズが多く、様々なマウントアダプターが販売されています。
今までのマウントアダプターはマニュアルフォーカス、手動でピントを合わせるのが当たり前でした。
今回紹介するのは、マウントアダプターの中でもオートフォーカスが使える電子マウントアダプターを紹介していきます。
電子マウントアダプターについて
カメラとレンズの世界では、メーカーが違うとお互いの形状が違う事で装着できない様になっています。
そこにリング状のマウントアダプターというものをカメラレンズの間に介する事で装着出来る様になります。
その中でもAFが可能になるのが電子マウントアダプターです。
これまで電子マウントアダプターはソニーのα7シリーズでの開発が盛んで、キヤノンのEFマウントのレンズが使えるアダプターや、
元々マニュアルフォーカスしかできないライカMマウントのレンズをAF出来る様にするという発想が恐ろしいアダプターなどが発売されています。
ソニーで出来るなら富士フイルムでも作ってよ!と思う所ですが、
マウントの電子接点の情報はブラックボックスな部分が多いので、手探りで探さないといけないから大変なんでしょうね。
ソニーは契約したメーカーにはマウント情報を教えてくれる様なので比較的出回っているのかも知れません。
参考フォトグラファー田中希美男さんのPhoto of the Dayより
富士フイルムでも今回紹介するFringerが既に富士フイルムの中判カメラGFX用のマウントアダプターを発売していたので、その内Xシリーズ用も発売するかも?と期待していました。
Fringerの電子マウントアダプター
キヤノンのEFマウントに対応
キヤノンのEFマウントの電子接点が付いているレンズならオートフォーカスが可能なようです。
最大のメリットはキヤノン純正レンズだけでなく、シグマやタムロンなどのサードパーティのレンズが使える事。
これによって使えるレンズの種類は飛躍的に増えますし、価格もお手頃なレンズも選ぶことが出来ます。
手振れ補正にも対応
レンズ内手振れ補正が付いているレンズについてはマウントアダプターを介しても手振れ補正が効く仕様です。
X-H1などではボディ内手振れ補正が優先されて使えないかも知れませんがこれは嬉しいですね。
AFは使って見ないと分からないけど良さげ
オートフォーカスもAF-Sだけでなく、AF-Cも使える様なので動き物の撮影にも使えそうなのはありがたい!
動画をみる限りはAF-Cでもオートフォーカスの速度や精度に問題はなさそうです(実際に被写体にどれだけ追従するかは使ってみないと分かりませんが)
分かりやすい動画を紹介しておきますね。
絞りリングありとなしの2種類
既に発売されているのは富士フイルムの純正レンズと同じようにレンズ側で絞りを操作できる絞りリングが付いているもの。
将来的には絞りリングなしのマウントアダプターも販売されるみたいですよ。(こっちの方が安かったら絞りリングなしでも良いかも)
日本の代理店は?
ちょっと英語分からないしクレジット使うの怖い…。
そんな方は(まだこの商品は販売していませんが)焦点工房でFringerの商品を取り扱っていますので、こちらの電子マウントアダプターもその内入荷するかもしれないので期待したいですね。
追記:焦点工房さんで正式にこちらの商品の販売が開始されました!
ほぼしゅふ的まとめ
こんな方におすすめ
- 現在キヤノンを使用していて富士フイルムを使ってみたいと思っている方
- 既に富士フイルムを使用していて純正以外のレンズを使ってみたい方
カメラのメーカーを乗り換えるのって少し前なら大変な勇気とお金が必要でしたが、レンズを使い回せる事で
という感じでまずお試しでカメラさえ買えば使う事が出来る時代になってきました。
今回紹介したのはキヤノンのEFマウントが使える様になるマウントアダプターですが、
ニコンFマウントが使える様になるマウントアダプターが出る噂もあるので、これから更に複数マウント持ち&乗り換えの方が増えそうです。
絞りリングなしはこちら
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