以前から発売の噂があったX-T100。
とはいえ富士フイルムは国内で販売されない機種もあり(X-A20、X-E2Sなど)X-T100も海外専売品なんだろうな~と思っていましたが、国内でも発表されました!
既に中級機以上のカメラをお持ちの方が買い換えるほどのカメラではありませんが、
- これからカメラの購入したいと思っている
- ファインダー付きのサブ機が欲しい
そんな方には検討に値するカメラかな、といった印象です。
発表されたスペックや他の機種と比較してどうなのか、以下でまとめましたので良かったら読んでいって下さいね。
X-T100のスペック
スペックの中から気になる部分だけをピックアップした表を作ってみました。
大きさ | (幅)121.0mm×(高さ)83.0mm×(奥行き)47.4mm |
重さ | 約448g(付属バッテリー、メモリーカード含む) |
画素数 | 2,424万画素 |
バッテリー | NP-W126S |
シャッタースピード | 30分~1/32000秒 |
連写速度 | 約6コマ/秒 |
ISO感度 | ISO 100~51200 |
露出補正 | -5.0EV - + 5.0EV |
動画 | 4K 3840x2160 15p ハイスピード動画(1280x720)あり |
ストロボ | ポップアップ式 ガイドナンバー5 |
電子ファインダー | 0.39インチ、 約230万画素 |
背面液晶 | 3.0型 3:2アスペクト タッチパネル付き3軸チルト式TFTカラー液晶モニター 約104万画素 |
Bluetooth | あり |
その他 | ブラック、ダークシルバー、シャンパンゴールドの3色 |
表を飛ばした人の為に(笑)主な特徴をまとめると
- センサーがX-Trance CMOS ではなくベイヤーセンサー
- X-H1やX-T2とは違う自撮りが出来る3軸チルト液晶
- 割と大きい
- ボディ内手ブレ補正は無し
- フィルムシミュレーションACROS、ETERNAは無し
という感じでしょうか。
富士フイルムでは一眼レフスタイルで自撮りが出来るカメラは初めてとなります。
スペックはX-A5とほぼ同じ
基本的な性能はエントリー機に位置するX-A5と同等になります。
X-A5はとても小さくて持ち歩きやすい機種ですが、エントリー機でもファインダーが欲しいという方も居るはず。
富士フイルムでは今まで中級機のみだったファインダー付きのカメラをエントリー機であるX-T100でも搭載してきたのはとても素晴らしいですね。
色は3色展開
ブラック、ダークシルバー、シャンパンゴールドの3色です。
X-A5が割と女性を意識したデザインであるのに対して、X-T100は他のXシリーズのカメラのデザインを踏襲しているので既存のXユーザーの方でも気に入るはず。
着脱式のグリップについて
これもXシリーズ初かと思いますが、着脱可能なグリップが同梱されてきます。
今まではグリップ力を増す為には別途ハンドグリップを購入する必要がありました(しかも結構なお値段する)
それが今回からはデザインや機能性を考慮して自分で選べる様になりました。
これからはバッテリーをカメラの底から出し入れする機種はついては全部こうして欲しいですね!
キットレンズについて
キットレンズはXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ、ダブルレンズキットはXC15-45mmとXC50-230mm F4.5-6.7 OIS Ⅱになります。
XCレンズは海外製であったり、作りがプラスチックであったりしますが描写はプレミアム扱いのXFレンズと比べても負けている訳ではありません(コーティングは違います)
XC15-45mmは被写体にとても寄って撮影できるレンズで使い勝手も良いですし、XC50-230mmは実際に使っていますが、AFも含めて特別問題も無く、軽くて使いやすいレンズですよ。
また、X-T100のキットレンズはX-A5と違って黒色なので、上級機にステップアップして買い替えたいと思ったときにも見た目の違和感が無いのがポイント。
一眼レフスタイルのカメラの自撮り(セルフィー)について
X-T100は液晶を動かすことで自撮りが可能です。
ただ、このタイプは光軸がずれている(レンズと液晶が縦に一直線ではない)ので実際に液晶画面を見て撮ろうとすると目線がずれてしまうのでコツがいります。
自撮り出来る事の優先度が高いなら、こちらで紹介している光軸がずれていないカメラの方がおすすめです。
X-T100はX-T20と比較してどう?
X-T100を検討する方はX-T20とどちらを購入するか迷われるかも知れません。
迷った時に考えるポイントはたったの3つです。
カメラの大きさと重さ
実はX-T100の方がX-T20よりも少し大きく(X-T20は幅118.4mm×高さ82.8mm×奥行き41.4mm)て重い(X-T20は約383g)です。
小さくて軽いカメラの方がリーズナブルなカメラのイメージがありますが、高性能なカメラを極力小さくするのにはとてもコストも掛かるはず。
その辺の手間を省いた機種がX-T100と言えそうですが、大きさは好みなので実際にお互いを触ってみるのが良さそうですね。
センサーの違い
X-T20は富士フイルム独自センサーであるX-Trance CMOSⅢが使われています。
X-T100はこちらのセンサーではなく他のメーカーでも使われている通常のベイヤーセンサーが使われています。
X-Trance CMOSⅢの方が解像感の良い写真が撮れるのですが、この2機種で迷われる方にはそこまで関係ないでしょう、忘れてください。
値段の違い
X-T100はX-T20よりも安価で購入できます。
最初は高めの値段設定ですが(5月24日現在Amazonでレンズキットが¥94,500)、発売から3ヶ月も経てばレンズキット付きでもX-T20の半額とは言いませんが、それに近い価格で買える様になるのではないでしょうか。
ほぼしゅふ的まとめ
X-T100はこんな方におすすめ
- 富士フイルムのカメラが欲しい方
- それでいてファインダー付きが欲しい方
- 出来るだけ購入価格を抑えたい方
今まで初めてカメラを購入したいという人に、富士フイルムユーザーにも関わらず他のメーカーのカメラをプッシュしてきました。
やっぱり初めてカメラを購入する人にオススメできる価格帯のカメラが少なかったですし、X-A5は人を選ぶデザインですからね…。
これからはリーズナブルな価格でレトロなデザインのカメラが好きな方にはX-T100をオススメしようと思います。
カメラ選びに困ったらこちら
富士フイルムのカメラについて良く分からないって方はこちらの記事。
コレを読めば富士フイルムについて語れますよ!