大好きなレンズCarl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZFをα7RⅢで使ったセカンドインプレッション。
気付けばα7RⅢで一番使っているレンズかも知れません(ステイホーム期間が長かったので)
購入した理由や外観、マクロ気味に撮影した写真などは下記の記事でもどうぞ。
▼富士フイルムでのファーストインプレッション▼
やっぱりマクロプラナーは見た目がかっこいい
レンズの写りは置いておいてまずはこの見た目がね…かっこいいんですよね。
Milvusになってからモダンな形になってしまいましたが私はクラシックなこの見た目が好き。
もうこれだけで推せます。
長野県のコシナで作られたmade in JAPANツァイス。
金属で作れているので触るとひんやりしますが銅鏡はずっしりと重量感がありなんとも言えない所有欲を満たしてくれます。
私はα7RⅢにオートフォーカスが可能になるLM-EA7というマウントアダプターを使っています。
私のマクロプラナーはニコンFマウントになりますのでさらにFマウントをMマウント(LM-EA7がMマウント用の商品なので)に変換するアダプターを重ね付け。
ニコンの一眼レフで使うと小ぶりなレンズですが、ニコンFマウントとソニーEマウントのフランジバックの差28.5mmを埋めるためにα7RⅢで使うと結構レンズが長くなった印象を受けます。
またLM-EA7を使うとオートフォーカスしてくれるといっても結構クセがあり、マクロプラナーなどのようにレンズの繰出し量が多いレンズでは撮影者がピントリングを回して距離を合わせてあげないとオートフォーカスしてくれないのが惜しい。
とはいえマクロプラナーのフォーカスリングはぬるぬるで気持ち良いので全く使わないのは宝の持ち腐れですからOKです。
作例など
寄れる標準レンズなのでブツ撮りやテーブルフォトで使う機会が多い、というかほぼマクロプラナーで撮ってますね。
子どもを室内で撮る時は画角の広いDistagon 35mm T* F1.4 ZM かX100Vが多いかな。
絞り解放では周辺減光や四隅で像が流れたりもしますが、そういうのはどうでもいいかなっていう写りをしてくれます。
ファインダーから覗いた時点でレンズの持つ「凄み」のようなものを感じられるマクロプラナーはやっぱり撮っていて楽しい。
色乗りが良い(濃い?)のも楽しさに起因しているかも。
そこにあるものを克明に写し出すポテンシャルがこのレンズにはあります。
富士フイルム(APS-C)で使っていたレンズの中ではフルサイズでもそこまで写りに違和感なく使えてるレンズです。
他のNOKTON Classic やDistagonの癖が強すぎるのもあるかも知れませんが…笑
富士フイルムでは中望遠レンズだったマクロプラナーもα7RⅢでは50mmの標準レンズになるので使いやすいというのも多分にあるでしょう。
こういう錆のような質感描写も結構得意で、何でもない写真を特別なものにしてくれるツァイスレンズは偉大です。
絞り解放付近だとパープルフリンジが顕著にでる時があります。
この傾向は最近購入したCarl Zeiss Makro-Planar T* 2/100にもあるのでクラシックモデルのマクロプラナーでは出やすいのかな。
新しいMilvusの方ではデジタルに最適化されているので多少抑えられている(はず)
しっかり解像しながらどこか柔らかさのようなものが残るのがこのレンズの良さだと思います。
最近手に入れたCarl Zeiss Makro-Planar T* 2/100はこのレンズより更に解像してくれるイメージですがこちらも良い。
よくレンズの特徴で線が太い細いという表現がありますが、どちらかと言うと太めかな。 ※個人の感想です
女性のポートレートもいい感じに写してくれます。
天使。
ほぼしゅふ的まとめ
α7RⅢに付けると結構重いので持ち出す優先順位が低いレンズだったりするんですが、やっぱり使う度に良さを実感できるのがマクロプラナーです。
そろそろニコンの一眼レフで使ってあげたいなという気持ちもあるのでフィルムカメラでも買いたいな。
クラシックモデルは既に販売されていないので入手が難しいですが、見た目が気にならなければ光学系や使い勝手が向上されたMilvus 2/50Mもおすすめです(ちょっと高いけど)
自分の好みのレンズが1つあると写真を撮るのがすごく楽しくなるので色々なレンズを試したら良いんじゃないかなと思います。
それでは良いフォトライフを。