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カメラの周辺商品

安価な可変NDフィルターを比較してみたら意外と使えたって話【PR】

可変NDフィルターって意外と良いお値段するので購入を悩んでいる方も多いと思うんですよね。

でも安かろう悪かろうでは困っちゃう。

という訳で今回はK&F Conceptから可変NDフィルターを2種類提供頂いたので比較してみました。

結論から言うとどちらも実用に耐えうる製品で、特に新しく発売されたND2-400フィルターはかなり使えるなという印象です。

NDフィルターについて

NDフィルターとは光の量を調整するアイテムです。

どんな用途で使用するかと言うと、

  • 水の流れや車のライトの光跡を写して肉眼で見るのとは違う世界を表現したり、わざと被写体をぶらしたりする時
  • シャッタースピードを遅くしたりF値を小さくした時に露出オーバー(写真が明るくなって白飛びが発生する)になる時
  • フィルムカメラでISO感度が高いフィルム(フィルムカメラは感度固定なので…)を屋外の明るい場所で露出オーバーにならないように撮りたい時

こんな時に使う訳ですが、まとめるとカメラに入る光の量を減らしたい時に使うわけですね。

上の写真の様に屋外など明るい場所でシャッタースピードを1秒くらいまで遅くして撮ると殆どの場面で露出オーバーになるんですが、NDフィルターを使うことで露出オーバーを回避することが可能になります。

動画でもしっかり撮影しようとするとシャッタースピード1/50秒や1/60秒で撮ることになりますが、F値を大きくしないと露出オーバーになってしまいます。

どんな環境でも撮影したいならNDフィルターは必須でしょう(詳しくは調べてね)

NDフィルターの後ろの数字は光を何分の1減らせるかを表していて、例えばND16ならフィルターをつけない時に比べて光量が1/16になるという感じ。

絞りやシャッタースピードなど露出の関係性が分かる人向けに言うと、この数字が倍になると露出が1段分減ると覚えておきましょう。

可変NDフィルターのメリット・デメリット

NDフィルターには数字が固定されているタイプとフィルターの外枠を回すことで可変するタイプの2種類があります。

可変タイプは

  • カメラの設定はそのままフィルターの減光量を調整することで露出を決められる
  • なのでフィルターを何枚も持ち歩かなくて良い
  • 構造上Xムラというものが発生する
  • 色被りが発生する(固定でも発生します)

という特徴があります。

右上と左下が暗いのが分かるでしょうか

Xムラというのは上の写真のようにX状のムラが発生すること。

特にNDの数字が大きくなるほどこのXムラが発生する傾向にあります(ND2-400だったら400の方ですね)

フィルターを回すことで見た目も変わります

可変NDフィルターは2つのフィルターを回して減光させるという構造なので、ムラが全く発生しないというのは厳しいと思った方が良いです。

特に広角レンズでムラの影響は大きく、望遠レンズでは影響は小さくなることも覚えておきましょう。

今回紹介するK&F Concepでも同様ですが減光量が多い方になればなるほど、広角になればなるほどではムラが発生します。

あとは実際に撮影する時にどれだけ実用的なのかということになります。

どうしてもXムラが嫌という方は数字が固定されているタイプを購入しましょう。

また色被りも製品によって出にくさはあれど、マゼンダやシアンなどに色被りします。

こちらはホワイトバランスを調整することで解決できますがXムラは後から直せませんので注意。

外観について

販売された時期の違いかと思いますがND2-32のケースは丸いプラスチックのケースで、ND2-400は合成皮革の四角いケースになります。

四角いケースの方が右上の部分の紐を引っ張るとフィルターが取り出せる様になっていたり、バックに入れる時にも収納しやすいかな。

ND2-32、ND2-400共にレンズ外枠に●が付いていて約1段分ずつ減光できますということになっています。

ND2-32なら2,4,8,16,32といった感じ。

ND2-400は約9段分に対して●が8つしかないので(メーカーにも聞きましたが)目分量で考えるしかなさそうです。

タムロンやニコンは付いたけどツァイスのはダメでした

K&F ConceptのNDフィルター共通の欠点として外側のフィルター径が大きくなって同じ大きさのフィルターが重ね付け出来なかったりレンズキャップが装着できないという口コミが多いです。

レンズキャップはメーカーの種類によってフィルターの内側の溝に装着できなくもないですが、フィルター部分に傷が付きそうで精神衛生的にはあまり良くないかな。

フィルター重ね付けできない問題はNDフィルターを1番外側に装着するしかありませんが、広角レンズなどではフィルター枠がケラれることもあるので注意が必要です(1枚だけなら広角レンズでもケラれません)

また、普段装着しているレンズフィルターより取り付ける時に回しづらさを感じたのでねじ切り精度がイマイチかも知れません。

急いでる時だとちょっとイラっとするかも。

実際に試してみた印象

私が所有している中で1番広角のTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD広角端17mmで撮影してみました。





ND8相当

ND16相当

ND32相当


実際に屋内の白い壁と屋外で撮影してみましたが、ND2−32ではND2から微妙な色ムラを感じますがND8までは許容範囲といった感じでND16,32ではちょっと撮影に使えないかなといった感じ。






ND2-400でも同様にND400ではXムラがすごいですが、●1つ分下の時には緊急的に使うこともできるかなと言った感じで、それより減光量が低い時にはムラを殆ど気にせず使えるかなといった印象。

ND2−400の方が減光範囲も広いので結果が悪いかと思いましたが、実際にはND2-400の方が使える範囲が大きく使い勝手が良いという結果になりました。

これはND2−400の発売された時期の方が最新で改良されているということなのでしょう。

どちらも背景が白だったりするとムラが目立つので出来るだけ減光量を少なくした方が無難ですが、これだけ写れば十分じゃないかな。

NDがMAXの状態で使える焦点距離について

広角17mmでは影響あっても焦点距離を変えるとどうでしょうか。











フィールドで使う場合、35mmより望遠なら使えるかなといった所。

白い背景だと50mmでも若干のムラを感じるので70mm以降なら問題なさそう(分かりやすく露光量下げましたが分かりにくいかも…ごめんなさい)

ND2-32のメリットデメリット

ND2-32の方はフィルターにストッパーがありますので、回しすぎて大量のXムラが発生しない様になっていて扱いやすいですね。

通常の使用であればND2-32でも問題ありませんが、実用的に使える減光量が少ないので写真でスローシャッターを使いたい場合は物足りない時もあるかも知れません。

ND2-400のメリットデメリット

ND2-400の方が安定して使える範囲が広く様々な撮影に対応できると感じました。

その代わりND2-32の様にストッパーがありませんのでフィルターを確認しながら操作する必要があって少し面倒ですね。

オレンジのノブどっかいっちゃった

あと、これは個人的な話ですが元々付いているオレンジのノブがCOOLじゃないのでもう少しどうにかして欲しいかな、せめてシルバーとか…。

フィルターの見た目にこだわるんじゃなくて機能性にこだわって欲しい…。

一応小さいトルクスのネジ(T2というやつ)で取り付けてあるので特殊な精密ドライバーをお持ちなら私のように外せます。

上は私が使っているセットのやつですがT2だけほしいならコレかな

ほぼしゅふ的まとめ

どちらもNDがMAXの時に広角レンズではXムラが強くてちょっと実用的ではありませんでしたが、

  • 焦点距離を変える(35mmくらいだとベストだと思う)
  • NDを1〜2段下げる

ことで問題なく使えました。

特に使える範囲が広いND2-400をオススメします。

可変NDフィルターでは最近評価が高いNisiのNDフィルターの約半額で手に入ることを考えれば十分すぎるクオリティじゃないかな。

まずはNDフィルターを試してみたいけど1万円以上も出せない…って方にはK&F Conceptは最適ですね。

画質もフィルターを付けた時と大差ありませんでしたので後悔はしないでしょう。

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