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好きなカメラ(主に富士フイルム)や写真、ときどき子育てについての情報を発信しています。

富士フイルム

【レビュー】富士フイルムにタムキューで等倍マクロ撮影っていいかも。

富士フイルムには被写体にすごく寄って撮影できるマクロレンズの種類が他のメーカーに比べて少ないんです。

というのも富士フイルム用に作られたサードパーティ製のレンズがほとんど発売されていないのが主な理由なんですが…。

今回はあえてNikon用に作られたTAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO、通称タムキューを使ってみたお話。

マクロ撮影に特化したレンズの購入を検討しているなら、とてもお得に始められるレンズですよ。

富士フイルム用のマクロレンズは3種類

富士フイルムでオートフォーカスが可能なマクロレンズは以下の3種類。

  • XF60mm F2.4 R MACRO
  • XF80mm R LM OIS WR MACRO
  • Touit 50mm 2.8/50M

この中から選ぶことになります。

どのレンズも一長一短あって悩む問題

お手軽にマクロ撮影を始めたいならXF60mm F2.4  R MACRO が値段的にも最有力になってきますが、等倍マクロではなくハーフマクロになるので他のレンズよりも寄れないのが泣き所。

逆にXF80mm F2.8 R LM OIS WR MACROはマクロ撮影に必要なすべての条件を満たしていますが、その代わり重さと大きさに貫禄がありますので使う人を選ぶ印象。

一番扱いやすそうなのはTouit 2.8/50Mになりますが、こちらもXF80mmマクロと同様、いいお値段するのでお手軽にマクロ撮影始めてみようかな、という人にはちょっとハードルが高いんですよね…。

▼それぞれのレンズの特徴についてはこちらの記事でもまとめています▼

マウントアダプターを装着して他のメーカーのマクロレンズを使う

仮にマクロレンズで撮影するのは静物撮影のみで、動きが激しい写真は撮らないと割り切れるのなら、マウントアダプターを使用して他のメーカーのレンズを使うというのはどうでしょう?

 

デメリットはマニュアルフォーカス、つまり手動でピントを合わせないといけないこと

とはいえ、マクロ撮影ではマニュアルフォーカスが基本で、そこまでデメリットには感じない人も多いと思います。

ポイント

マクロ撮影ではオートフォーカスが迷って使い物にならない

どうしても他のメーカーのレンズでオートフォーカスを使いたい!手振れ補正も欲しい!

そんな方にはコストは掛かりますが、電子マウントアダプターを使うという選択肢もあります。

ほぼしゅ~
(それなら純正レンズで良い気もするけど…)

個人的にニコンFマウントがおすすめ

では、どこのメーカーのレンズを使うべきかと考えた時におすすめしたいのが、ニコンFマウント用のレンズ達。

ニコンのGタイプのレンズならレンズ側に絞り機構が付いていて、Gタイプレンズ用のマウントアダプターを使用する事で絞りの調節が可能になります。

ほぼしゅ~
他にはレンズ自体に絞りリングがあるオールドレンズでのみ調節できます

という訳で先日、ニコンFマウント用の「タムロンSP AF90mm F/2.8 Di MACRO (272E)」通称タムキューを購入しました。

ちなみにこのレンズ、14年前に発売した2世代前のレンズですが、今でも新品かつ、リーズナブルな価格で購入可能です。

X-Pro2にタムキューを装着してみる

X-Pro2に装着した様子。

マウントアダプター分の厚みもあってレンズは長めです。

90mmという焦点距離にも関わらず、そこまで重くない(405g)ので撮影に持ち出すのに苦労する事は少ないでしょう。

レンズがすごく出てくる…

フォーカスリングを手前に引くことでマニュアルフォーカスが使える様になります。

このレンズ、マクロ撮影をしようと近距離の場所にピントを合わせようとすると、レンズがすごくせり出してきます。

ほぼしゅ~
撮影に夢中になっているとレンズが被写体に当たりそうになる程!

ただ、レンズがかなり窪んだ形状になっているので、前玉に傷が付く事はまず無いはず。

フォーカスリングが軽い

フォーカスリングの回転が軽すぎて、特に絞りを開放で撮影するの時にピント合わせがかなり難しいです。

それでも富士フイルムのミラーレスなら拡大表示も出来ますし、時間さえ掛ければジャストな部分にピントを合わせることは十分に可能です。

タムキューの作例

やっぱりマクロレンズといえば花なので(?)撮ってみました。

最短距離で絞りを開放で撮るってみましたが、ピントの合う部分はわずかでとてもシビアな撮影が要求されます。

色のりは富士フイルムと相まって良い感じ。

さすが銘玉といわれるレンズ、ボケの柔らかさはさすが。

むすかり。

寄ってみる

ちょっと引いてみる

中望遠らしい使い方

スナップ的なやつ

描写はシグマの様な解像感バッキバキな写りではありませんが、ピント面はシャープではありますが全体的に描写が少し甘いかな?といった感じのレンズです。

ほぼしゅ~
この辺は好みかな

また手振れ補正がありませんので、手振れしないシャッタースピードを稼ぐために

  • 露出を下げて撮っておいて、後から調整
  • ISO感度を上げる

事で対応するのが良いでしょう。

ほぼしゅ~
それでも等倍マクロ撮影はちょっと厳しいかな。三脚が欲しい

フレアは盛大に出る

最近のレンズと比べるのは酷かもしれませんが、フレアはかなり出ます。

フードを装着してもあまり変わらないので、これはもうレンズの味だと思って作品に生かすと面白いかも(少しトリミングしてみました)

ほぼしゅふ的まとめ

ほぼしゅ~
タムキューのボケが好き

出来るだけリーズナブルにマクロ撮影を始めたいなら、今回紹介したタムキューはアリ。

タムキューでマクロレンズが気にいったら他の純正レンズも検討してみると良いと思います。

ほぼしゅ~
そのままレンズ沼にズブズブ…

次の記事はこちら

マニュアルフォーカスのピント合わせに慣れたらオールドレンズに手を出してみるのも良いかも。

私が欲しいオールドレンズについてまとめました。

 



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