一眼レフなどのレンズ交換式カメラを使用していると必ず出てくるレンズの焦点距離と35mm換算という言葉。知らない人には意味不明な呪文の様に聞こえます。
実際わたしもそうでした。
今回はこの焦点距離とフルサイズ換算についてできるだけ簡単に説明していきたいと思います。
焦点距離とは
簡単に言うとカメラのセンサーからどれぐらいの距離でピントがあっているかという意味です。
あんまり深く考えなくても良いので、そうなんだ~ぐらいに思ってください。
例えばEF50mmf1.8STMというレンズでしたら記載してある50mm(5㎝の方が分かりやすいかも)というのが焦点距離になります。
この焦点距離が大きくなれば望遠レンズ、小さくなれば広角レンズと言われ、同じ距離で写真を撮ると望遠レンズは写る部分は狭くなるかわりに(画角が狭いと言います)被写体を大きく写すことができます。
逆に広角レンズは時には自分の視界以上に写る部分が広くなり、被写体は小さく写る事になります。
一般的に広角レンズの方が被写体による事が可能で、望遠レンズは広角レンズより寄れない事が多いです。1つ上の画像と比べて焦点距離と画角が変わっているのがわかりますか?
ただし、望遠でも寄れるレンズがあります。それがマクロレンズです。
逆に広角レンズでは寄れるのが普通なのでマクロレンズという言い方は基本的にしません。
焦点距離についてまとめ
「焦点距離によって撮れる写真が変わってくる」
- 焦点距離が短いと広角レンズ
- 焦点距離が長いと望遠レンズ
になると覚えておきましょう。
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フルサイズ換算とは
これがデジタルカメラをややこしくしている理由の一つです。
焦点距離によって撮れる写真が変わると言いましたが、同じ焦点距離のレンズを使ってもセンサーのサイズによって写る画角が変わってくるんです。
デジタルカメラのセンサーにはフルサイズ、APS-H、APS-C、マイクロフォーサーズ、1インチ等、様々なセンサーのサイズが使われています。
昔のフィルムカメラに使われていたのが35mm版と言われるもので、今のフルサイズのセンサーと同じ大きさになります。
なのでセンサーサイズがフルサイズでなければそのセンサーごとの焦点距離で、フルサイズセンサーだと何mmの画角に相当するのかを表すのがフルサイズ換算といいます。
ちなみにAPS-Cだと焦点距離が1.5倍(キヤノンは少しセンサーが小さいので1.6倍)
マイクロフォーサーズ(オリンパスやパナソニックで使っています)だと2倍になりますのでお使いのカメラのセンサーに合わせて覚えておくと良いでしょう。
一般的にはセンサーサイズが大きくなる程
- 値段が高くなる
- 同じ画角ならボケやすくなる
- 色の情報が多くなるので諧調が豊かになる
- 光を多く取り込む事が出来るので暗い場所での撮影に有利
- 写真一枚のデータの容量も大きくなります。
となります。
逆にセンサーが小さいメリットとしては
- 写真全体にピントが合いやすく(パンフォーカスといいます)
- 同じ焦点距離なら望遠になり望遠に強い
- レンズやカメラを小型にできる
となります。
フルサイズ換算まとめ
同じ焦点距離でもセンサーが違うと撮れる画角が違う。
センサーの大きさで特徴が変わる事だけ覚えておきましょう。
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ほぼ主夫的まとめ
今回は難しい説明は無しで、実際にカメラを購入する時や使う時に頭に入れておいて欲しい所だけ書いていきました。
カメラ業界って難しい専門用語や、メーカーによって機能の名称が違っていたりして初心者に優しくないんですよね。
わたしもまだまだカメラ初心者から一歩抜け出た程度なので偉そうな事は言えませんが、イマイチ分からない方のキッカケになれば幸いです。
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