お気に入りのぬいぐるみとお話ができたら…。
そんな風に思った事はありませんか?
今回紹介するPechat(ペチャット)はぬいぐるみに命を吹き込むことができる、まさにドラえもんの秘密道具のようなおもちゃです。
ただ秘密道具ゆえにクセがあるので、親がうまく使いこなす必要があります。
ペチャットで出来ることや実際に上手く活用するコツについて書いてみましたので、ペチャットを初めて知った方、購入を検討している方の参考になれば幸いです。
ペチャットで出来ること
ぬいぐるみとおしゃべりできる
上の写真のボタンの様なものが本体。
スマホとBluetoothで接続し、専用アプリを操作することで、ぬいぐるみが喋っているように見せることができます。
本体の直径は4.5cm、幅は約1.5cmほど。
ぬいぐるみに掛けてあげる為に、自前で紐を用意して通しましょう。
本当は次男の為に買って一番上の犬の写真のように使う予定だったんですが、長男の方が気に入ってしまって長男の相棒ことスージー・ズーに付けてお話しています。笑
かわいい系のぬいぐるみなら見た目の違和感も最小限に抑えられるはず。
使い始めるまでにやること
まずペチャット本体を側面にあるmicro USBを使って充電します。
多少は充電されているはずなのですぐに使う事もできますよ。
充電されたらペチャット本体の裏側にボタンがあるのでそちらを3秒長押し。
すると「ポヨッ」とした音で起動します。緑色のLEDが点灯しているはずです。
先にスマホのBluetoothをONにしておけば自動でペアリングしてくれる事もありますが、されない場合は設定アプリからPechatを選択してペアリングしましょう。
これでペチャットを使える状態になったはずです。
ちなみに説明書が同梱されていないので、使い方が分からない時はサポートページを見る事になります。時代ですね。
ボイスチェンジャーとしてぬいぐるみに喋らせることが可能
写真のようにスマホのマイクを通してペチャットに喋らせることも可能で、音の高さも調整できます。
ウチではこれをやると夢が壊れるので今の所使っていません。
歌や童話を話してくれる
歌や童話を話すことも出来るんですが、意外とレパートリーが豊富です。
また、アプリ内のストアからダウンロードして種類を増やせるので、例えば童話なら合計30種類にもなります(一部有料あり)
歌や童話を話すことが出来るので、ウチでは子どもを寝かしつける時にお話をしてもらっています。
親が近くにいない時に「おしゃべりモード」と「まねっこモード」
親がスマホから話す内容を操作するのが基本ですが、親の手が空かない時に便利なのが「おしゃべりモード」と「まねっこモード」
「おしゃべりモード」ではペチャットがランダムの内容を話しかけて子どもに答えさせたりして会話をします。
「まねっこモード」は例えば「おーい!って言ってみて」といった感じで、ペチャット本体に付いているマイクに向かって子どもに「まねっこ」をして貰ってその音声をペチャットが再生する、というもの。
どちらのモードも子どもにとっては受動的な遊びにはなりますが、意外と楽しく会話してますよ!
「あかちゃんモード」もあり
ウチには既に生後まもない赤ちゃんが居ないので試せていませんが、
- 赤ちゃんの鳴き声をマイクで検知
- 泣きやませるための音楽 ex)ビニール音や胎内音など10種類
- 寝かしつけの為の音楽(泣きやみ音楽とほぼ同じ9種類)
の3つのモードがあります。
こどもの「あと5分したらやる」を利用したタイマー機能
子どもって何かと後回しにしがちですよね(親もですが…)
「あと5分たったらやる~」なんて言って逃げることもしばしば。
そんな時にペチャットに時間を計ってもらって、時間になったらお知らせしてくれるというもの。
意外と親から言うよりもぬいぐるみから言った方が効果あったりするんですよね~。
子どもとの約束を守りつつ、親も忙しい時に出来るだけイライラしないで済む便利な機能だと思います。
イヤイヤ期の子ども向けのイヤイヤモード
最近追加されたイヤイヤモード。
何をするにもイヤイヤ抵抗する子を対応するのは骨が折れます。
そんな時にぬいぐるみが話相手になって行動を促してくれるモードになります。
シチュエーションはトイレや幼稚園、お昼寝をいやがるなど25パターンと豊富に揃っているので正に親と子どものクッション役になってくれますよ。
英語機能もあり
日本語版とは別に英語版のアプリを別途ダウンロードする事で、英語を喋らせる事も可能です。
写真の様に英語の訳も付いているので、英語が分からない親御さんでも安心して使えますよ!
もちろんネイティブの方が声を担当していますので、初めて英語に触れさせるのにも最適ではないでしょうか。
実際に使ってみた感想と上手に活用するための使い方
とにかく最初にぬいぐるみが喋った時の驚いた顔!
アプリの画面にもこう出てきますが、ビデオなどでそのビックリしている表情を収めておくと後で見返して2度楽しめるのでオススメですよ。
子どもがペチャットを使う事でぬいぐるみに愛着を持ってくれますし、親の私が言うことよりもぬいぐるみが言うほうが聞き分けが良かったり。笑
小型のおもちゃだと思うと意外と良い値段がしますが、とても良く出来た商品だと思いますね。
ペチャットは口コミ通りちょっと動作が重い…
子どもの会話に合わせて定型文以外の自由な言葉を入力しようとすると反応が遅いのが最大のネックです。
子どもは会話が出来ないと「あれ?しゃべらないよ?」と言ってきますので。
もう少しテンポ良く会話が出来ると最高なんですけどね、そこだけは残念。
2019年10月追記:最近更新されたアップデートで文字入力もスムーズになり、殆ど違和感なく使えるようになりました。
同じ部屋に居ないと電波が悪くなる
例えば寝かしつけをしている隣の部屋からスマホで操作しようとすると、音声にノイズが発生、最悪の場合は通信が出来なくなります。
そこまで距離が離れていなくても壁を隔てると厳しいみたいなので、出来るだけペチャットとスマホが近づいて使用しましょう。
上手な使い方
ペチャットを上手く使う事ができるかでこのおもちゃの評価が変わってきます。
まず、1番大事なのは
「子どもにペチャットをスマホで操作をしている事を悟られない事」です。
サンタさんを信じている子にわざわざサンタさんなんて居ないなんて教えないですよね?
同じくスマホで操作しているのでは無く、ぬいぐるみがペチャットを使って喋れるようになっていると思わせてあげるのがペチャットを最大限に楽しむコツだと思ってます。
できるだけ親の負担を減らすコツ
とはいえペチャットを使うと子どもに付きっ切りで話相手をすることになるので大変です。
そこでウチの家では「○○(人形の名前)はお話してるとすぐ疲れちゃうんだよ~」っていう事にして喋る時間を制限しています。笑
ある程度お話したら定型文の「ねむくなってきちゃった」からの「おやすみなさい」で「ひつじが1匹~ひつじが2匹~」で休んで貰う。
こんな感じで常にスマホを操作する負担を軽くしています。
対象年齢は?
対象年齢はずばり赤ちゃんから使えますが、最適なのは幼稚園から小学校1年生になるまでかなと思います。
やっぱり親がスマホを駆使しないといけないので、年齢を重ねるとカンが鋭い子にはスマホで操作しているのがバレてしまうので…。
対応機種に注意!
対応の機種はiPone5から最新の機種で iOS 9以上、androidのスマホなら5.0以上になります。
これより前のバージョンだとアプリのダウンロードも出来ないので注意しましょう。
ほぼしゅふ的まとめ
お子さんの反応はその子どもによって様々かもしれませんが、ウチの息子にはペチャットは効果抜群でした。
親から言うよりもぬいぐるみから言うことでちゃんと聞いてくれたり、喜んでくれることも多いのでホント買って良かったですね。
ペチャットはただの玩具ではなく、子どもに最高の体験をプレゼントできるツールです。
是非、お子さんの思い出の1ページを一緒に作ってあげて下さいね。