今年の全国都道府県対抗駅伝は男子は長野県が優勝しました!
おめでとうございます!
七度目の優勝は都道府県別で最多の優勝回数になります。
なぜ長野県は駅伝が強いのか、家族皆が駅伝好きのほぼしゅ~がその理由を解説します。
(2018年1月15日追記)2018年の出場メンバーについて追記しました。
長野県はそんなにスポーツ強くない
長野県はスキーやスケートなどのウインタースポーツは全国屈指のレベルです。
ただ、野球やサッカーなどの屋外メジャースポーツになると全国大会での成績は今一歩の印象。
やはり冬は雪が積もってグラウンドを目一杯使えない事が多いのも理由の一つかも知れません。
県で陸上競技に力を入れている訳でも無い
長野県は標高が高く、夏は快適な気候で菅平高原などでラグビーや駅伝などスポーツの合宿が行なわれている事で有名です。
また長野県の中学、高校に通っていたなら「強歩大会」と呼ばれるマラソン大会に参加したのではないでしょうか。(競歩ではない)
ただ、マラソン大会は長野県でなくてもありますし特別力を入れているとは思えません。
その証拠に女子の全国都道府県対抗駅伝や全国高校駅伝の成績は男子と比較するとパッとしません。
(入賞経験はあるので悪い訳ではありません)
という事は男子だけの特別な「何か」がある事になります。
出場選手を見てみる
今回走った高校生以上の選手の出身校を見ていきましょう。
1区 中谷雄飛選手 佐久長聖高校
3区 春日千速選手 東海大(佐久長聖高校出身)
4区 本間敬大選手 佐久長聖高校
5区 名取燎太選手 佐久長聖高校
7区 上野裕一郎選手 DeNA(佐久長聖高校出身)
追記:2018年の出場予定の高校生以上の選手
- 矢野圭吾選手 日清食品グループ(佐久長聖高校出身)
- 關颯人選手 東海大(佐久長聖高校出身)
- 春日千速選手 東海大(佐久長聖高校出身)
- 中谷雄飛選手 佐久長聖高校
- 本間敬大選手 佐久長聖高校
- 松崎咲人選手 佐久長聖高校
- 服部凱杏選手 佐久長聖高校
もう分かりましたか?
そうです、皆さん全員佐久長聖高校出身の選手なんですね~。
ちなみに監督の高見澤勝監督は佐久長聖高校駅伝部の監督でもありますのでまさに佐久長聖尽くし。
ちなみに佐久長聖高校は2016年の全国高校駅伝で準優勝。(2017年は見事2回目の優勝を果たしました)
その主力選手が走りますからそれは速いですよね。
長野県代表=佐久長聖と言っても過言ではありません。
では何故、佐久長聖はそんなに駅伝が強いのでしょうか。
私なりの意見を書いていきます。
両角速前監督の存在
佐久長聖高校の駅伝部が強くなり始めたのは20年程前に遡ります。
まだ若かった前監督の両角速監督が佐久長聖高校に赴任してからです。
具体的な指導方法は本を読んだくらいなので語れませんが、目に見える所ではクロスカントリーコースを自前で作った所、選手のタイムがめきめきと伸びていったそうです。
有名な所では箱根駅伝三連覇、青山学院大学の原普監督も同じ様にクロスカントリーコースを取り入れていますね。
また、若かった両角監督は大会にも積極的に参加してそこから有能な選手をスカウティングしていったそうです。
今でも高校記録に残っている佐藤清治選手(引退してます)や佐藤悠基選手(日清食品)を始め、大迫傑選手(Nike)や今回出場した上野裕一郎選手を輩出しました。
現監督の高見澤勝監督になってからも結果を残し続けていて、佐久長聖のOBで箱根駅伝を走る選手も少なくありません。
今や箱根駅伝はスポーツ中継の中でも人気のコンテンツですから、お正月にはたくさんの方が箱根駅伝を見ていると思います。
走っている選手のデータが出る時には出身高校も必ず出ますから、中継を見ている若い子も佐久長聖出身者が多い事に気づくと思います。
そうするとこの高校に入って頑張れば箱根に出られるかも!と思っても不思議ではありません。
実際、佐久長聖高校は私立ですから長野県外の出身選手もいます。
まとめると…
素晴らしい指導者
↓
有能な選手のスカウティング
↓
優秀な成績を残す
↓
この高校に入学したい!
↓
有能な選手が入ってくる
↓
優秀な成績を残す
この好循環のループが出来ています。
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ほぼしゅふ的まとめ
長野県の駅伝の強さと言うより、佐久長聖の強さについて書いてしまいました(笑)
佐久長聖のOBの活躍を見ていると当分は長野県の強さは安泰かもしれませんね。
もう少し佐久長聖の強さについて知りたい人はこちらの両角速さんの本をどうぞ。
ちなみに両角速さんは現在、母校の東海大学で監督をしていますよ。