ストロボを2灯体制にすべく、GODOXのストロボ「TT350F」を追加で購入しました。
この記事では TT350F を実際に使ってみた感想と、既に所有している1サイズ大きいGODOXのストロボ TT685F と比較。
- 買おうと思っているけど使いこなせるか不安
- 買ったは良いけど使い方が良く分からない
そんな方は是非読んでいって下さいね。
TT350Fの外観をチェック
箱はTT685Fと同様で日本語に対応する気はなさそうです。
ちなみにGOD(神)+OX(牛)でGODOXです、豆知識。
TT350Fと一緒に入っていたのは説明書やディフーザー、カラーフィルターなど。
サイズはiPhoneXsとほぼ同じ大きさで、コンデジよりは大きいかな、といった印象。
小さいけど使い勝手は良い
ストロボはどの角度にも光を当てることが可能です。
こんな小さいストロボですが必要な機能はすべて盛り込まれているのがうれしい所。
キャッチライトパネルやワイドパネルもストロボに付属。
この辺もTT685Fと同じ感覚で使用できます。
単三電池が2本必要
TT350では単三電池を2本使用します。
商品と同梱されていませんので予め用意しておきましょう。
ストロボ用の電池は気兼ねなく使える充電池がおすすめ。
予備も一緒に用意しておきましょう。
私が使っているのは安価で購入できるAmazonベーシックの充電池で、容量より数で勝負。
技適マーク付き
実は私が最初のストロボにTT350Fではなく大きいTT685Fを購入した時には技適マークが付いたTT350Fがなかったから。
今ではTT350Fにも技適マークが付いているので安心して使うことが出来ますね。
TT350Fの使い方
TT350Fをamazonで注文すると日本語訳の説明書が添付されて来ないのが唯一の残念ポイントです。
中国語や英語ではよく分からない方向けに簡単な使い方を説明していきます。
ボタンの説明
①電源ボタン:電源のON/OFFの切り替え
②MODEボタン:TTL、マニュアル、マルチ発光の切り替え
③ZOOMボタン:照射角の変更などに使用
④SYNCボタン:ハイスピードシンクロ時に使用
⑤SLAVEボタン:ワイヤレスで発光する時に使用
⑥SETボタン:設定の決定する時に使用
⑦ダイアル:設定値を変更する時などに使用
⑧フラッシュのテストに使用
電源を入れる時は①電源ボタンを1秒間長押しで起動します。
クリップオンストロボとしてカメラ上に装着して使う分にはストロボ側では特別な操作は必要なく、カメラの設定画面から使用することができます。
ストロボの画面から設定する時には②MODEボタンとダイアルを使って発光の種類をTTL、マニュアル、マルチ(MODEボタン長押し)から選択。
⑥SETボタンと⑦ダイアルで光量や露出を変更を行えばすぐに撮影出来ます。
TT350Fをマスターとして使う場合
TT350Fをマスター(送信機)として使いたい場合は④SYNCボタンを2秒間長押しします。
Sの場合にはダイアルをまわしてMに切り替えましょう。
ワイヤレスで使う場合
マスターで使う時と同様に④SYNCボタンを2秒間長押し。
ダイアルを回してSに切り替えます。
TT350Fを使ってみた感想
既にTT685Fを使っている身としては、最初は小さくて心許ない印象でしたが使って見れば全く問題なし。
中華製のストロボということで敬遠している方もいるかと思いますが、少なくとも屋内使用なら不満はありません。
特に富士フイルムのミラーレスでオンカメラとして使うのであればこれくらいの大きさがベストです。
TT685Fをオンカメラで使うと重いですし、撮られる側としては威圧感もありますからね。
クリップオンで使う時に引っ掛かりを感じる(X-Pro2の場合)
これはTT685FをX-T2で使っている時にも感じましたが、TT385Fもホットシューに装着する時には少し引っ掛かりを感じます。
この辺は中華メーカーなので個体差もあるかと思いますが気になる方はカメラとストロボの間にターミナルを挟んだ方が精神衛生的に良いでしょう。
※ターミナルを挟むとTTL発光は出来なくなります
TT685Fと比較
TT350F | TT685F | |
ガイドナンバー | 36 | 60 |
高さ | 14cm | 18.5cm |
幅 | 6cm | 7cm |
奥行き | 3.3cm | 5cm |
重さ(電池込み) | 約270g | 約515g |
※長さは実寸です
大きさはTT350Fの方がTT685Fよりも1回り小さい印象。
実際にX-Pro2とに装着してみましたが、かなり大きさが違いますね。
またTT350Fの方が軽く、カメラのホットシューに装着して使用するには最適ですが、外に持ち出して逆光での日中シンクロ撮影なら光量の大きいTT685Fを使いたい場面も出てくるかも。
TT685の方が大きくて重い代償として、ガイドナンバー(簡単に言うと光量の大きさみたいなもの)が大きいのでブツ撮りや、暗い場所などでは使い勝手が良いですね。
▼ガイドナンバーなどフラッシュの専門用語についてはこちら▼
操作感は全くの別物
同じメーカーのストロボですが、液晶画面や操作性に関しては全く違います。
私の場合は先にを購入したのもありますが、TT68Fの方が使いたい設定に簡単にアクセスしやすく感じます。
TT350FとTT685F、どっちを買うべき?
初めてストロボを買うのでどれが良いのか分からない、と言う方は特には小型のTT350Fを購入するのがオススメです。
ガイドナンバーがTT685Fよりも小さいと言っても十分な性能を兼ね揃えています。
TT350Fはオンカメラでもワイヤレスでも軽くて使いやすいのが魅力です、そして少し安い。
まずはTTT350Fを使ってみて、もっと少し光量が必要と感じたらTT685FやモノブロックのAD200を追加で検討するのが良いかも。
ほぼしゅふ的まとめ
TT350Fまとめ
- 軽くて小さいカメラに装着しても重くない
- TTL発光が可能
- 値段も手ごろ(1万円以内)
TT350Fは、これからストロボを始めてみたいと思っている方にオススメです。
TTL発光にも対応しているので使いこなせない、ということも皆無かと。
ストロボを使うことで撮影の幅も広がるので是非1つ持っておいて欲しいですね。
※ストロボを購入する時はメーカーに適合した機種を間違えずに購入しましょう。
(GODOXの場合、富士フイルムならF、キヤノンならC、ニコンならN、ソニーならS、オリンパスならOです)
▼今回使用した富士フイルム用はこちら▼
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