NOKTON Classic 40mm F1.4を購入して1年以上経過しました。
今まではX-Pro2に装着して使っていて十分満足していましたが、フルサイズミラーレスで使ってみたセカンドインプレッションです。
使う機会は多くないのですが、撮れ高を気にしすぎない時や夕焼けの時間帯などに積極的に使っているお気に入りのレンズです。
▼今まで書いたNOKTON Classic 40mm F1.4の記事▼
α7RⅢに装着した時の外観
フードなしはコンパクトですが、あった方が絶対的にかっこいいです。
α7RⅢに付けた姿も、もちろんイケメンです。
富士フイルムで使っていた時はヘリコイド付きのアダプターを常に付けっぱなしにしていたので気付かなかったんですが、本当にコンパクトです。
こんな大きさでF1.4を実現できているのが素晴らしい(その影響は色々あるけど後述)
NOKTON Classic 40mm F1.4はシングルコーティングとマルチコーティングの2種類ありますが、私が使っているのはシングルコーティング。
逆光時の暴れ方に定評がありますのでレンズに更なるクセを求める方はこちらをおすすめします。
α7RⅢ+NOKTON Classic 40mm F1.4の作例的なやつ
40mmという画角は寄れば50mm的な使い方も出来るし引けば35mm的な使い方も出来て意外と万能な画角。
個人的にはかなり使いやすいです。
絞れば上の写真の様にそれなりに解像しますのでスナップ的な撮り方も出来ますが、常に絞って写真を撮るなら他のレンズでも充分役割が果たせます。
このレンズは開放付近で撮ってこそでしょう。
あとは逆光で撮ってフレアやゴーストを積極的に使う事が楽しむコツかも。
殆ど色弄る必要のない渋い色合いもまた幻想的な写真に一役買ってくれます。
特にアンダーで撮るとその写りの立体感をより感じる事が出来ると思ってて必要以上にアンダーにしてしまうこともしばしば。
載せた写真にはありませんが条件が揃うとグルグルボケを出すこともあり、ボケのクセも結構強め。
玉ボケも決してキレイではありません。
X-Pro2で使ってた時は良くも悪くも真ん中の良いとこどりだったんだなと実感します。
開放ではほわほわな写り。
上の写真は髪留めのリボンにピントが合わせましたが、大きな画面で見るとピントがどこだかわかりません。
これはデメリットかというとそうでもないのが写真の面白い所。
ピントにシビアにならなくて良いですし、優しい写りになりますから撮影者に優しいレンズと言えるかも知れません。
なんだったらピントが全く合ってなくても愛おしい。
また開放付近では周辺減光が目立ち、これまたX-Pro2では殆ど映らない部分なので面白い。
使いやすい画角、そして明るい大口径レンズなので室内で子どもを撮る時にも活躍するんですよね。
手放そうかな〜と思う時もあるんですが、ツァイスレンズとは一線を課す写りなので差別化出来ますし、撮れた写真の満足度も高い。
オールドレンズらしい写りなのに新品で購入できるので入手する時にカビやクモリを気にしないで済むのでカメラ初心者の方でも安心(値段以外は)
常に開放で使うには描写が甘々ですが、絞れば普通なレンズとしても使えますし、1つ持っておくと写真を撮るのが楽しくなるはず。
ほぼしゅふ的まとめ
今所有しているレンズの中でも1番コンパクトで明るいレンズなので、X-Pro2の時よりもα7RⅢで使う頻度が増えました。
現代的な開放からシャープなレンズとは全く違うからこそ楽しめる「クセ」や「味」がこのレンズにはあります。
良く写るレンズに疲れたら使ってみるのも良いと思いますよ。