この度住んでいる長野県が一日一人当たりのゴミ排出量の少なさランキングで一位となり、これで二年連続になりました。
なぜ長野県が年々順位を上げて一位になっているのかデータと文化的背景から理由を考えていきます。
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過去十年分のゴミ排出量のデータ
環境省の一般廃棄物処理実態調査結果から過去十年分の一人当たりのゴミ排出量の推移を表にまとめてみました。
年度 | 合計(グラム) | 生活系ゴミ | 事業系ごみ |
平成18年度 | 966 | 683 | 284 |
平成19年度 | 951 | 675 | 276 |
平成20年度 | 907 | 648 | 259 |
平成21年度 | 881 | 638 | 243 |
平成22年度 | 862 | 622 | 240 |
平成23年度 | 867 | 624 | 243 |
平成24年度 | 862 | 619 | 243 |
平成25年度 | 847 | 603 | 245 |
平成26年度 | 838 | 591 | 246 |
平成27年度 | 836 | 585 | 253 |
ちなみに十年前から長野県は全国的には一人当たりのゴミ排出量は元々少なく、10年の中で9回トップ5に入っています。
ゴミ事業系のごみの量はほぼ横ばいですが、ここ近年生活系のゴミの量が大きく減っています。
この事から一般の人のゴミの出す量が減っている事が読み取れます。
平成25年頃から浸透しだした事と言えばマイバック(エコバッグ)を持参になった事でしょうか。
長野県に限らずだと思いますが最近は品物を入れるビニール袋が有料のお店が増えてきました。
実際に普段スーパーに行く事の多い私が見ている分にはビニール袋を貰えるお店でもマイバッグを持参している方が多いです。
これは自動車でスーパーに買い物に行く人が多く、常に車の中にマイバッグを入れているので忘れようが無い事が挙げられます。
マイバッグを一度持ち始めたらそのまま使い続けている方が多いです。
長野県民は合理的でかつ、変化した事を律儀に守り通す保守的(ちょっと頑固)な県民性なので。
長野県特有の「あるをつくして」
長野県の飲み会ではなぜか途中で万歳三唱した後に会を一旦締めます。
その後また「あるをつくしてお楽しみ下さい」と言って飲み足りない方はそのまま飲み続けます。
この「あるをつくす」とは「その場にあるものを食べ尽くす」的なニュアンスで使われます。
昔から出た物は食べ尽くしてゴミを出さない様にする習慣が根付いている訳です。
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ほぼしゅふブロガー的まとめ
長野県民としてはゴミの量が少ない事にはとても誇らしいです。
他の県が台頭しない限り、一位、最低でも二位は当分確保できそうです。
意外とこういう細かい部分に県民性が現れるのかも知れませんね。