大河ドラマに沸く浜松市では「直虎」の商品が作れない?その意外な理由に長野県が関係していた件

 去年のNHKの大河ドラマ「真田丸」は信州が舞台となっていて長野県では大いに盛り上がりましたね。

今年は「おんな城主直虎」静岡県浜松市を舞台にした大河ドラマです。

さぞ浜松市は盛り上がっていると思ったら「直虎」の関連商品が作れなくて困っている様子。

その理由に長野県が関わっていて驚きました。今回はその事について書いていきます。

既に商標が登録されている?

浜松市が大河ドラマ「おんな城主直虎」をきっかけに様々なお土産などの直虎グッズを作って盛り上げようとしていた矢先、長野県のある会社が既に「直虎」の商標登録をしていた事で「直虎」の商品を作る事が出来ない状態になっているのです。

その会社とは?

その会社は長野県須坂市にある遠藤酒造場という会社です。
遠藤酒造場は長野県民、とくに北信地方に住んでいれば知らない人は居ないくらい有名な酒蔵です。

ほぼしゅ~
「遠藤酒造場の朝は早い…」

から始まるCMを長野県民なら一度は聞いた事があるはずです。

普段そんなに日本酒を飲まない私でも飲んだ事がありますし、春と秋には自治体を巻き込んだ大規模な蔵開きをしていて、私も行った事があります。

「直虎」の商標登録は2014年6月に出願して同年11月には登録されていますので、今更そんな事言われても…な気持ちだと思います。

なんで商標登録したの?

実は須坂市には昔、「堀直虎」という須坂藩の藩主がいました。詳しくはWikipediaを見ていただければと思います。
すごく簡単に紹介すると幕末に15代将軍、徳川慶喜を叱責した事で有名です。

その「堀直虎」が2018年に没後150年という事で須坂市としてもイベントを行うようで、遠藤酒造場も「直虎」というお酒を出す為に商標登録した様ですね。

今現在、販売もしております。

 

ほぼしゅふ的まとめ

長野県民としては遠藤酒造場の言い分も分かるのでつらいですね。
大河ドラマが決まる何年も前に商標登録しているにも関わらず、嫌がらせしているみたいですからね。

現在の認知度で言えば「井伊直虎」の方が全国的にある事は否めないですし。

これを機会に浜松市にも「掘直虎」って人物がいたんだよって事を宣伝して貰って直虎の使用を許可した方が双方の為になると思うんですけどね。

遠藤酒造場はすごく美味しいお酒を作っている酒蔵さんですからそんな事でイメージを下げるのも勿体無いです。
ここは一つお互いにメリットのある決着になる事を見守りたいと思います。

ちなみに遠藤酒造場のお酒を全部試飲した中では渓流の大吟醸と季節限定の氷高熟成酒が飲みやすくて美味しかったのでオススメですよ。

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