2017年9月7日にX-E3が発表されました。
実機を触る為にフジフイルムスクエアまで行くことができないのでXストーリーで実際にフォトグラファーさんが使っている場面を見る毎日です。
X-E2からかなり変化のあったX-E3ですが、これからの富士フイルムXシリーズの操作体系の未来を占う意欲的な機種、という印象を受けました。
そんなX-E3が、最近発売されたXシリーズの機種と同様に人気機種となれるのか考えてみました。
個人的には素晴らしいカメラですが「日本では」価格がこなれてくるまで評価されにくいかも…と思いました。
以下、まだX-E3に触ってもいませんが、その理由について3つ書いてみました。
※あくまでも個人的な意見なので怒らないでくださいね。笑
①X-Eシリーズはグローバルで売れる事を意識している?
富士フイルムのカメラ、Xシリーズは年々売上とシェアを伸ばしていて、世界的に人気です。
X-EシリーズやX-Proシリーズは特に欧米で人気があるようで(一眼レフタイプのX-Tシリーズは特にアジアで人気がある)X-E3は欧米人の最近の趣向に合わせてスタイリッシュに変化させてきていると感じました。
要はスマートフォンに慣れている人に合わせて操作を変えていますよね。
例えれば禅思想を取り入れた、あのAppleのiphoneのようなカメラとでも言いましょうか。
十字キーの廃止し、タッチパネルを採用した直感的な操作をX-T20からさらに洗練させてきました。
ほぼしゅ~的にはとても評価していますし(何様?)すごい決断したな~という印象です。十字キーが無いカメラってなかなか無いですから。
ただ、この変化にいち早く飛びつくユーザーが日本では少ないかも?というのが理由です。
特に年配のフジユーザーの方は厳しいんじゃないかな?
②日本のフジユーザーが望んでいたX-E3のイメージと少しズレがある?
現在、Xシリーズを使っているユーザーが「X-E3がこの機能なら買うかも!」というカメラとは少しかけ離れているかな?という印象です。
詳しく言うと、
- 手振れ補正
- チルト液晶
最低でもこの2つを搭載した「幕の内弁当」みたいな技術を出し惜しみしないカメラを期待していたはず。
蓋を開けてみたら「あれ…?ちょっと違うな…精進料理?」という方が多いのでは無いかと。
逆に欧米人には、より軽くてコンパクトで直感的な操作が出来る、たぶんですが極限まで削ぎ落とした精進料理の様なカメラを期待されていて、富士フイルムはそちらを取ったのではないでしょうか。
実際にはX-E2がもっと日本で売れていれば、また違う結果になったかも知れないですけどね(X-E2sというマイナーチェンジ版が日本で売られなかったのは、きっとそういう事ですよね?)
でもイメージと違う事は悪い訳じゃない
富士フイルムのレンジファインダー型のカメラはこうあるべき!というこだわりを感じますし、私は好きです。
もうこれは手振れ補正とチルト液晶は意地でも搭載しないんじゃないかな?と。
とにかくカメラそのものの造形と画質を重視する。
最近はそれで良いんじゃない?と思ってきました。
③軽量、コンパクト、スタイリッシュ=X100Fと被る
X-E2より軽くて小さくなっておしゃれさはそのまま。
とても良いのですが、X-E3の現在の価格は約11万円です。(2017年9月現在)
キットレンズセットを選べばさらに高いんです。(約15万円)
これ、コンデジではありますがX100Fのネットの最安値より高いんですよね。
ちょっとオシャレで良いカメラを購入したいと思っている方に、富士フイルムのカメラを薦める場合、値段が同程度ならX-E3よりもレンズを交換がないX100Fをおすすめしたくなるのが心情。
X-E3も値段がこなれてくると、レンズ交換式を買いたい方にすごくオススメしやすくなるんですけどね(特に若い方に)
発売当初は評価されにくいかも…というのはそんな理由です。
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ほぼ主夫ブロガー的まとめ
すいません、ネガティブな意見が多めになりましたが、富士フイルムのマーケティングの問題で、世界的には売れるはず、というか売れて欲しいですね!
そしてお得になったらX-E3使う人が増えたら良いなぁと思うほぼしゅ~でした。
実際に触ってみた記事はこちら
X-E3を発売日前に触って感じた感想について。
やはり実際に触ってみるとイメージが違いますね、良いカメラだと感じました。