本日10月28日、X-E3が発売になりました。
私はその前に先行展示されているお店で触ってきましたので、この記事を読む方が気になるであろう使い勝手などの部分について、私が率直に思った事を書いていきます。
良かったら参考にして頂けると幸いです。
X-E3はX-T20と比較してどうなの?
X-E3とX-T20の比較(正確ではないけど)
X-E3ほんとコンパクト。 pic.twitter.com/d29XgH0fX6— ほぼしゅ~@ほぼ主夫ブログ (@hoboshu) 2017年9月28日
富士フイルムのカメラを検討されている方なら普及価格帯(といってもちょっと高めだけど)である、X-T20とX-E3を比較したくなるかと思います。
詳しいスペックについてはこの記事では省略しますが、「万能選手なX-T20」「よりコンパクトなX-E3」という棲み分けが出来ていると感じました。
ちなみにこの写真はX-E3が少し前にある分大きく見えるはずですが、そんな事も無くコンパクトです。
X-T2とX-Pro2の関係に近い。
フラッグシップ機であるX-T2とX-Pro2、この2つの関係に近いです。
ファインダーの見やすさ、使い勝手などで選べばX-T2。
カメラそのものの造形美や塗装、ファインダーのギミックなどで一目ぼれした方はX-Pro2という風に。
お互いがお互いのライバルでは無い感じと言えば良いでしょうか…。
X-E3を触って感じたのは、X-T20もしくは他の国産メーカーのカメラ(ソニーのα6000シリーズやキャノンのM6やパナソニックのGXシリーズ辺り)はライバルでは無く、正に孤高の存在といった印象を受けました。
X-Pro2とX100Fがライバル。
あえてライバルになるのは、先に述べたX-T20や他の国産メーカーのカメラではなく、同じ富士フイルムのX-Pro2やX100Fになるでしょう。
- 大きくても構わないので最高にイケメンなカメラが欲しい方はX-Pro2
- レンズは交換出来ないけど、とにかくコンパクトに持ち歩けるカメラならX100F
そこに「レンズが交換出来るコンパクトなレンジファインダー型カメラ」としてX-E3が登場した事で、それぞれの用途に合ったカメラが選べるようになったとも言えますね。
モデルチェンジ前のX-E2はどちらかというと「廉価版X-Pro2」という雰囲気でした。
X-E3でよりコンパクトになった事で、レンズ交換式だけどコンパクトで高性能なカメラが欲しい層に響くカメラに出来上がった感じ。
キットレンズ以外のレンズを付けたらどんな感じ?
お店にいくつかレンズが置いてありましたので、実際に装着してみました。
XF35mm F2 R WRを装着してみた
XF35mmF2を装着した様子。
やっぱりX-E3にはF2シリーズが良く似合う。 pic.twitter.com/kVfGQZx1wi— ほぼしゅ~@ほぼ主夫ブログ (@hoboshu) 2017年9月28日
まず最初はXF35mm F2ですが、やっぱりカメラと合わせるとコンパクトです。
X-Pro2 と X-E3 にはこの XF35mm F2 や、XF23mm F2、 XF50mm F2 の「F2 三兄弟」が良く似合います。
XF27mm F2.8を装着してみた
XF27mm付けた様子。
このレンズならX100Fと大きさがほぼ変わらないんじゃないかな。 pic.twitter.com/3NSyuJTkQE— ほぼしゅ~@ほぼ主夫ブログ (@hoboshu) 2017年9月28日
Xシリーズ中、最薄のXF27mm F2.8を付けると、もう見た目はちょっと大きめのコンデジっといった風貌。
このレンズやXF18mmF2 Rを装着するとコンパクトなお散歩スナップとして気軽に持ち歩く事ができるのがこのカメラの良い所ですね。
XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OISを装着してみた
XF55-200mmの場合はこんな感じ。
個人的には望遠レンズだとグリップが無くてつらいかな。
サムレストやハンドグリップを追加でつけたくなる感じ。 pic.twitter.com/Hk0mjVobMZ— ほぼしゅ~@ほぼ主夫ブログ (@hoboshu) 2017年9月28日
望遠レンズXF55-200mmでも試しに装着してみました。
少ない操作で機能を呼び出せるよう各ボタンに役割を振り分け、背面レイアウトはシンプルで美しいデザインとなっています。ボタン数を必要最低限にしたことにより、指に干渉する要素がなく、確かなグリップ力を実現しています。
ーX-E3製品の特徴より
と言っていますので、実際にどれだけのグリップ力があるかと思った訳です。
結果はカタログでいう程の確かなグリップは感じられず、XF55-200mmの様にカメラより重いレンズだとちょっと扱いづらいなと感じました。
私がX-Pro2くらいのグリップ力を期待していたのもありますが、X-E3ではあまり重いレンズを使うとバランスが悪いですね。
キットレンズやコンパクトな単焦点レンズを使用する分には全く問題は無いのですが、重いレンズを使う方はサムレストやハンドグリップの購入も検討したい所。
使い勝手や操作性はどうなの?
富士フイルム公式サイトより引用
X-E3からタッチパネルがより直感的に行なえるようになりました。
またファインダーを覗いた状態で、液晶のタップ・ドラッグ操作でAFエリアを動かせる様になったのはX-T20の方も嬉しいのではないでしょうか(X-T20でもファームアップで採用予定なので)
実際に使ってみた所、カメラの設定をする分には全く問題ありませんでしたが、ファインダーを覗きながらのAFエリア移動に関しては改善の余地が多いにあります(現時点では)
この機能を使う人にはAFエリアの移動が「カクカク」すぎてストレスが溜まり、積極的に使おうとは思えませんでした(現時点では)
他のメーカーだと、キヤノンのEOS M5などはその辺りがとても良く出来ていて、ヌルヌル動く感じです。
是非X-E3 にも同等の操作感を実現して欲しいですね。
十字ボタンは無くした意味があったのか?
従来まであった十字ボタンが無くなったことで、その分カメラが握りやすくなっていると思っていたんですが、上述した望遠レンズで試した限りでは期待していた程のグリップ力はありませんでした。
逆に考えると、タッチパネルタッチパネルとジョイスティックで十分操作できるので、十字ボタンを排除して極限までシンプルなカメラを目指したと考えることが出来ます。
X-E3 はミニマリズムという哲学ありきで作られたならそれも納得です。
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ほぼしゅふブロガー的まとめ
X-E3を触る前には、評価されるまでには時間がかかりそうかな、という記事を書きました。
実際に触ってみた今でもその感想は変わりませんが、
- X-T2 や X-Pro2 のサブ機を検討している
- 他のメーカーの一眼レフを使用していて、サブ機を検討している
そんな方には性能が高くてコンパクトなX-E3は、とても相性が良いのではないでしょうか。
もちろん、カメラ初心者の方にも気軽に持ち出せる大きさでおすすめです!
予算内に収まるなら是非このカメラを購入して富士フイルムの色の良さと交換レンズの沼にハマって欲しいですね!
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