私の様にランニングコストを考えてしまう人間はフィルムカメラで写真を撮ることに小銭が落ちる感覚になります、貧乏性って悲しい。
そんな私でも比較的手が出しやすいのが富士フイルムの業務用100。
安いから写りはイマイチ?
いいえ、むしろこれで何の問題もないと思えるほど良いフィルムです。
CONTAX T2 で撮った業務用100の作例とともに振り返る
私は基本的にビビりなのでISO100であるこのフィルムでは屋外で撮ることが殆ど。
フィルムの何が良いってこの空の諧調の豊かさじゃないかなぁと。
思い出や記憶がより美化されるのがフィルムかなと感じています。
暑かった、とか楽しかったとか、その時の感情まで蘇ってくる。
フラッシュ焚けばもちろん夜もOK。
ブレてるんだかボケてるんだか分からないけど、これはきっと酔っぱらってる。
後から見返して何だこれ?ってなったけど、たぶん飛行機に乗った時に試し撮りさせられた1枚。
ちょうど同じ場面を(画角違うけど)デジタルでも撮っていたので比較してみる。
先に上のフィルムの写真から撮ったと記憶していて、いいなと思った景色を36mmのちょっと広角な画角で撮った自然な感じが出てると思う。
それがこの時持っていたX-Pro2で撮ると中望遠でいい感じに切り取ったろ!という写真になる。
どちらの写真も好きだけど、後者の方が圧倒的に自分の写真に対する「いやらしさ」の様なものが出ててちょっと恥ずかしい…。
自然な写りが魅力なフィルム
作例を見て貰ったらお分かりでしょうけど私は富士のフィルムで写す緑や青色の発色が好きで、撮った写真が大抵青かったり緑に溢れています。
業務用100の写りも富士らしい発色でいて淡すぎずナチュラルな写りをするフィルムってイメージ。
特に私の使っているCONTAX T2の場合はツァイスレンズのおかげか、色乗りの良さを実感出来ます。
家族の写真だったり日常を切り取る写真を撮るには良いフィルムなんじゃないかな。
人物を撮ってもX-Pro2で撮った写真よりも褒められることもしばしば…。
フィルムの写りすぎない感じが良いのかもしれませんね。
ほぼしゅふ的まとめ
先日こちらの業務用100も値上がりしてしまいましたが、それでも手頃なフィルムであることに変わりありません。
フィルムカメラを使ってみたいという方は、まだまだフィルムが気軽に手に入る今の内に始めた方が良いかも。
フィルムが生産されなくなるのが先か、現像できる場所がなくなるのが先か、という雰囲気になるのもそう遠くない未来かも知れませんから。
ちなみに業務用100はまとめ売りが基本ですが、店頭やメルカリなどでは個別で売っていたりするので最初はそちらを購入してみるといいですよ。
▼24枚撮り▼
▼36枚撮り▼