先日、義実家での出来事。
長男「パパみて~カメラ」
フィルムカメラなんて昔写ルンですを使った時以来なので、10年以上は使ってないですが、私の様な方も結構多いと思います(最近また写ルンですがブームだけどね)
という訳でカメラを貰ってきて、実際に使ってみる事にしました。
名前はCONTAX T2と言いまして、このカメラについて色々と調べたらなかなか魅力的なカメラだぞ…、という事が分かったので紹介させて下さい。
CONTAX T2とは
そもそもコンタックスってなに?って話になると長いので簡単に説明します。
コンタックスは元々ツァイスイコン社という会社で作られたカメラブランドです。
このツァイスイコンを作ったのがカメラ好きなら1度は聞いた事があるカール・ツァイス氏。
そこから戦争や冷戦など紆余曲折あって日本のメーカー(ヤシカ→後に京セラ)がライセンス契約してコンタックスのカメラを作り始めました。
ちなみに今は京セラもカメラを撤退してしまったので、コンタックスのブランドで販売しているカメラはありません。
コンタックスTシリーズ
コンタックスT2という名前通りコンタックスTと後継機であるコンタックスT3もあります。
コンタックスTはレンジファインダーでマニュアルフォーカスでカメラのデザインがポルシェというかなり渋いカメラ。私とほぼ同い年のカメラながら今でも3万円前後の価格が付いている模様。
コンタックスT3は2001年発売とまだ最近(でもないけど)のカメラで、シンプルなデザイン、レンズの描写も素直で最大撮影距離30cmと被写体に寄れて使いやすそう。こちらはまだ最近というのもあって中古価格は10万円ほど。
これらに対してコンタックスT2は1990年発売の高級コンパクトカメラが流行る先駆けの存在で、今で言うソニーのRX1シリーズやリコーのGRシリーズ、富士フイルムのX70のご先祖様と言った感じ。このカメラも現在中古価格で7万円前後。
CONTAX T2の特徴
コンタックスT2は4色あって通常のチタンブラックとチタンシルバー、限定のゴールドとブラックがあります。
ウチにあるのはチタンシルバーです。
チタンと書いてある通り、外装の材質がチタンでコストが掛かっている所にバブルの香りがします。
今では当たり前ですが、オートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り替える事が出来る初めてのコンパクトカメラで当時は画期的。
レンズは沈胴式といわれる電源を入れるとレンズが出てくるコンパクトカメラによくあるタイプ。
付いているレンズがゾナー38mmF2.8の単焦点レンズなんですがこのレンズ、かなりクセがあるというか独特の描写をするらしく、うまく撮影できると最高の「作品」ができ上がるらしい。
ちなみに最低撮影距離が70cmとおおよそ現代のレンズでは考えられない様な距離ですがそこはご愛嬌。
なんか最近流行っているらしい…!?
最近巷でフイルムカメラが流行っている事やインスタグラマーが使っているそうで、一時期より中古価格が上がっているみたい。
写ルンですも流行っているし、現代のデジタルカメラとは違った独特の描写がウケてるんでしょうね。
中古で購入する時の注意点
このカメラはレンズの当たり外れが激しいので買う時は注意との事。
でも撮ってみないと分からないのがフイルムカメラ。外れでもその独特の味を楽しめば関係ないかな。
お義父さんはコンタックスT2を五本買って、その中から写りの良いカメラを残したと言うこだわり様。
ライカは手放してもこのカメラは手元に残していたんだから相当好きだった事が伺われます。
もし壊れたら…
古いカメラなので故障する事もあるはず。そんな時は京セラからカメラとレンズの補修サービスを引き継いでいる長野県にある、「リペアサービス諏訪」さんにお願いしましょう。
私も以前テレビで特集されていた時に知りまして、まだ結構コンタックスのカメラを使っている人も居るんだと驚いたのを覚えています。
ここの会社があるうちはお金を掛ければいつまでも使い続ける事ができますね。
それでもダメなら…
修理代金も高いし、デジタルでしか撮らないって人にはコンタックスT2の場合は中のレンズだけ取り出してデジタルカメラでも使えるように改造する手もあるみたい。
こちらのお店だとライカ用のMマウントに換装してくれます。Mマウントにすれば富士フイルムのカメラにも使えますね。
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ほぼしゅふブロガー的まとめ
家にあるフイルムがみんなダメで(フイルムって消費期限があるんですね知らなかった)とりあえずフイルムを買ってくる所からなんですが、その不便さもまた新鮮というか。
デジカメと違ってレンズとフイルムで撮れる写真が決まるのも良いし、30年近いカメラがまだ使えるってのも面白いですよね。
また撮ったら拙い作例をアップしていきます。
追記:現像した写真などをまとめましたので良かったらこちらの記事もどうぞ。
コンタックスT2のレビュー。使い方や作例についてまとめてみた