カメラの周辺商品って何を基準に選べば良いのか分からない商品が多いです。
その中でも三脚は価格の幅が大きいので、初めて購入しようとネットで調べると平気で数万円する三脚をすすめられてたりするんですよね。
カメラ好きの住民ってこわい。
今回は私が実際に使っているManfrotto Elementのトラベル三脚について。
- できるだけ安い三脚が欲しい(1万円以下)
- そんなに大きいカメラとレンズは使わない
- でもあんまり変なメーカーの三脚は買いたくない
という方にはかなりおすすめな三脚ですよ。
Manfrotto(マンフロット)について
マンフロットはイタリアの歴史あるメーカーです。
三脚をメインにカメラバックなどを製造していて実際にプロも使っている製品も少なくありません。
カメラが好きな方ならたぶん殆どの方が知っていて、家電量販店の三脚コーナーに行けば最低でも1つは置いてあるんじゃないかな。
外観や特徴について
重さも1.15kgとアルミの三脚だと思えばかなり軽いです。
格納した状態でも32cmとかなりコンパクト。
1番伸ばした状態でも143 cmなので普通に撮影する分には問題なし。
このサイズで耐荷重4kgなら十分すぎるんじゃないかな。
雲台は自由雲台でアルカスイス互換になりますのでカメラの着脱もスムーズです。
使い勝手について
本当にこの三脚1万円で買えるの?というくらいクオリティは良く、さすがマンフロットといった感じです。
手で回すあらゆる部分が滑らかに動いて微調整がとてもしやすいのが最高。
リーズナブルな三脚はこの辺でコストカットをしているんですが、Manfrotto Elementではそんな事は全くありません。
また、殆どの部分が金属製で作られていて質感も高いんですよね。
プラスチックを多用されると一気に安っぽく感じるので個人的にはすごく大事。
脚のナットはプラスチックですがゴムが付いているので使いやすいですし回す感触も滑らか。
雲台の操作についても全く問題ありませんし、ボールの動きも非常にスムーズです。
三脚も上を見ればキリがありませんが子どもの運動会や旅行などのイベントがある時にしか使わないないのならManfrotto Elementで困ることは殆どないでしょう。
あえて欠点を探すなら
センターポール(カメラを取り付ける部分)を上下に差し替えて超ローアングル撮影をしたい、みたいなことは出来ません。
脚を完全に固定できない不安定な状態であれば上の写真のように出来ないこともありませんがおすすめしません。
あとは三脚を使う時にレバーを押しながら開く必要がありますが、独特な操作なので慣れるまでは使いづらいかなと思います。
ELEMENTとBefreeの違い
マンフロットにはElementより価格帯がもう少しだけ高いBefreeシリーズがあります。
製品自体はナット式に対してレバー式であったりBefreeはローアングルに対応していたりフリクションコントロール(雲台の首の固さを調節できる)がなかったりと細かい違いはありますが、それ以外にも
- 製造が中国かイタリアかの違い
- 製品保証の違い
があります。
マンフロットでMade in Itaryじゃないというのは日本の家電メーカーなのにMade in JapanじゃないとかスバルなのにAWDじゃないようなもの。
アイデンティティのようなものですが、カメラは趣味の世界ですし気になる方も居るかも知れません。
Made in ChinaのElementでも価格から考えれば十分すぎるクオリティですけどね。
また、マンフロットではオンラインの製品登録をすると基本保証(1年)に加えて保証期間が延長されます。
Elementでは保証3年に延長されるのに対してBefreeは最長10年間の保証が受けられるのはちょっと驚きでそれだけ製品に自信を持っているのでしょう、実際にBefreeはすごく良いですし。
長く使うつもりならBefreeも選択肢に入れても良いんじゃないかな。
ほぼしゅふ的まとめ:コスパで選ぶならこれで十分
- 普段から三脚を持ち歩かない
- 旅先でちょっと三脚を使いたい
- コンパクトかつしっかり安定して安い
そんな三脚を探しているならManfrottoのElementが最適。
ミラーレスをお使いで超望遠レンズなどは殆ど使わない方なら困ることはないでしょう。
旅行用ならもっと軽いカーボン三脚が欲しくなりますが、そこは価格とのトレードオフで選べば良いのかなと。
たまにしか三脚を持ち出さないならこれで十分。
コスパで考えても後悔しない三脚ですよ。